HOME > 矯正治療の進め方

矯正治療の流れについて

 普通歯が痛くて歯医者さんに行くとレントゲン検査などは行いますがすぐに治療が始まると思います。しかし矯正治療ではその不正咬合の原因が多岐にわたり、治療も長期間にわたるため初回はお口の中を見て「相談」だけを行います。その後矯正治療のための検査、診断と1回ずつ時間を取っていただき、やっと治療が始まります。
 初回の相談のときにある程度の治療方法の説明や料金の説明はできます。しかし症例によってはレントゲン検査の結果などをしっかり分析し、患者の希望等を加えた上で治療計画を立てていかなければなりません。まずは相談の際にいろいろ聞いてみて下さい。
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いつから始める矯正治療?

 患者さんから「矯正治療はいつから始めるのがいいの?」と聞かれます。矯正治療が必要かどうかの最初のチェックポイントは7歳というのが日本矯正歯科学会やアメリカ矯正歯科学会での共通認識です。では7歳で何をチェックするのか?これは次の3点が上げられます。
 1.上下の前歯4本の生え方で叢生(凸凹)の程度を診る
 2.六歳臼歯のかみ合わせで上下顎の顎のずれを診る
 3.前歯のかみ合わせなどで指しゃぶり等の習癖を診る
 これらのことを診て、具体的に治療が始めるかどうかを決めていきます。そこで問題がわかったとしても、子どもの成長などを考えすぐに治療が始まるとは限りません。早く始めても装置を入れている期間だけが長くならない様に気を付けています。


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子供の矯正治療は2つの時期に分けて行います

矯正治療は顎の成長期に行う第1期治療と、顎の成長が終わって永久歯が全部でてきてから行う第2期治療に分けて行うことが一般的です。
 成長期に行う第1期治療では、上下顎のずれがある症例では顎の成長コントロールを叢生(歯の凸凹)がある症例では顎の拡大などを行って、大人の歯になったときにできるだけいい状態になる様にします。埋伏歯(骨に埋まって出てこない歯)の誘導や習癖(指しゃぶりなど)があるときは指導を行います。
 第2期治療では成長が終わって顎の関係が完成しているので、それに合わせてマルチブラケット装置で歯を並べていきます。成長期は個人差があるので手のレントゲン写真等で成長分析を行い時期を判断します。矯正治療を早く始めたからといっても、成長によっては早く終わるとは限りません。

矯正治療中にむし歯や歯周病にならないために

不正咬合の人は歯ブラシが難しく、そこに矯正装置が装着されるとさらに難しくなります。
もちろんブラッシング指導を行っていきますが、個人の努力だけではなかなかブラッシングのモチベーションを保ち続けるのが難しいことが多いです。歯科医師や歯科衛生士の患者さんを何人も診てきましたが、我々歯ブラシのプロでも毎回100%きれいに磨くのは難しいのです。
 当院では毎回染め出しとPTC(Professional Tooth Cleaning)を行っています。これはスウェーデンのアクセルソン教授がおこなった、有資格者がブラシ、研磨剤、超音波、フロス等を使ってリスクのある歯面を清掃することによってむし歯や歯周病を予防することができたという研究に基づいています。


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わかりやすく説明します

矯正治療は一般的に長い治療期間がかかり、矯正装置の手入れやをうまく使いこなしてもらうことが必要です。そのためには矯正治療の方法や矯正装置を理解していただかなければなりません。当院では診療にかかわるスタッフは全員歯科医師か歯科衛生士です、わからないことは誰にでもお聞きください。説明に時間がかかるときは別途時間をお取りします。
 説明はできるだけ患者さんに合わせ説明します、小さい子供にもできるだけわかりやすく説明していきます詳しい説明が必要な方にはできるだけ信頼できる客観的なデータを示して説明しております。


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