歯は外側からは口唇や頬の力、内側からは舌の力がかかりそのバランスの取れたところに並びます。右の写真の症例は舌癖(飲み込むときや喋る時に舌お上下の前歯の間に出す癖)がある症例で、その癖を治さないと矯正治療だけでは治療が難しい症例です。 舌の力は弱そうですが、1日に何度も歯に力が加わるので歯並びに与える影響が大きいです。
この症例は先天欠如歯があったために高校生になるまで経過観察した症例です。上の写真は小学校6年生、下の写真は高校1年生の写真なのですが、中学校の時にブラスバンド部でクラリネットをやっていたため出っ歯がひどくなってしまいました(全ての人が出っ歯になるというわけではありません)。舌の癖や指しゃぶり、管楽器の演奏でも歯並びが変わります。
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